2011年02月21日
人づくり・地域づくり フォーラムin山口
2月19日(土)20日(日)山口県セミナーパークで開催された
人づくり・地域づくり フォーラムin山口に参加しました。
生涯学習を視点としたシンポジウム、全国の実践事例、研究成果の発表
情報交換、交流が活発に行われました。
今回で6年目というこのフォーラムですが、雰囲気からすでに
意欲がみなぎっているのを感じました。
真っ赤なジャンバーを着たスタッフが駅から会場の至る所におられ、
また、参加者も多く会場から溢れて別室のテレビで中継を見る
という場面もありました。
次年度もこの時期に開催するそうです。
北海道から宮古島まで熱意ある参加者との出会いの場です。
来年は山口県に足を延ばされてはいかがでしょうか?
●趣 旨:
「住み良さ日本一」の実現のためには、人づくり・地域づくりが根幹であるという基本的考えのもとに、山口県から生涯学習を視点とした総合的交流フォーラムを発信し、全国の実践事例や研究成果の発表と情報の交流をとおし、新しい時代の人づくり・地域づくりのあり方を学ぶ。
●テーマ:
実践に学ぶ人づくり・地域づくり
【内容】
19日(土)10:20-12:00
ビッグ鼎談
テーマ「シニア世代の社会参加及び社会貢献活動を促進するための具体的方策」
コーディネータ―:三浦清一郎(生涯学習・社会システム研究者)
鼎談者:
小山忠弘(ふるさと再生塾 塾長)
水谷由美子(山口県立大学国際文化学部 教授)
興梠 寛(日本ボランティア学習協会 代表理事)
●地縁社会が無くなりつつある現代、それを認めるという状況で良いのか?地域活動に、この指とまれと呼びかけても、集まらなかったり関わりたくなかったりという人についてどうするのか、を中心に話し合われた。主にシニア世代の「他人とつながりたくない人」が存在することについて、「外を活発に出歩かなくても立派な社会活動が出来る。人と関わりたくない高齢者はそれまでの人生になにか原因となることがあったのでは(小山)」とし、「その人が持っている孤独や内側を見つめていく必要がある。ゆっくり時間をかけて時々一緒にお茶を飲んで、という中から見えるものがある(興梠)」とした。「小さくても良いので表現をし、評価してもらう場をコーディネーターが作ること(水谷)」など、外からの様々なアプローチの方法で高齢者に近づいていく話がされた。「高齢者は放っておけば老いは確実に迫る。日本は高齢者の医療と介護で確実に財政破たんする(三浦)」という厳しい展望で幕を下ろした。
13:00-16:45(6つの部会に分かれて実践事例発表)
学社融合/子育て支援/まちづくり/協働/健康・食育/シニア世代の社会参加
参加:「学者融合」部会 (指導助言者:清國祐二…香川大学生涯学習教育センター長)
発表者
① 京都市立新町小学校(校長 佐渡規雄・学校運営協議会会長 藤原信生)
学校運営協議会を核とした地域ぐるみの学校づくり~優しい子どもから、優しくてたくましい子どもの育成~をテーマに、「地域の子は地域で育てる」という京都の古きよき伝統のもと、学校が核となり家庭・地域が協働して児童を育てる「地域ぐるみの学校」「地域ぐるみの教育」の推進について発表があった。地域の潜在的な教育力、つまり地域の人の力を大いに活かし、一年の締めくくりには学校と地域が一体となり学校運営協議会主催の「ご苦労さん会」が開かれている。
【指導講評】…「優しい」「受容」に引っ張られがちな今、「強くたくましい優しさ」という意識が良い。体験学習は子どもだけでなく大人にも良い。自治組織のあるところには声をかけると地域の力が集まりやすい。
② 松山市久米公民館(館長 安永耕造・運営協議会委員長 仙波英徳)
夢見る力をつける地域の厚みづくりをテーマに公民館を中心として各種団体との連合組織である「久米地区学社連携協力推進協議会」を平成19年度に立ちあげ、各学校の安心安全活動などを支援し、逆に子ども達には地域行事へボランティアとして参加してもらうなど密接で良好な関係を築いている様子を発表した。荒れ果てたみかんの耕作放棄地に手を入れ、サツマイモ畑にしたり6年生の卒業制作ではにわ(現在500体)を設置したりしている。いつも利用者がマンネリ化するということがあったが、畑を作る際に土木関係の技術者など普段公民館に来ることのない人を入れるようにしている。学校との関わりは校長による。
【指導講評】…運営協議会がここまで機能しているのはなかなか例がない。地域の人との関係性が出来ている証拠。
③ 岩国市立装港小学校(校長 林勉道)
学校が元気!地域も元気!学校と地域が協働で子どもを育てる学校づくりをテーマに、学校支援地域本部事業や放課後子どもプラン推進事業を活用して、地域の人にボランティアとして「地域の宝」である子どもたちの教育に関わってもらい、学校と地域双方の教育力の向上、活性化を目指している
この事業を取り入れる前から人材バンクがあり、昨年度のボランティアには、のべ1549名が参加した。社員を学校の活動に送るこむことで、全体を見渡せるようになったと話す会社があり人間育成の場にもなっている。子どもたちからは「知っている大人が増えた」教職員から「教員だけではできない活動が出来、100%よかった」という声が挙がった。保護者にも地域の人のサポートを当たり前にしないよう地域の活動がよくわかるよう学校便りにのせている。
【指導講評】…仕事は代わりがいるが、ボランティアにはいない。ボランティアだからこそ責任があるということかもしれない。荒れた成人式に中学生を入れると落ち着いた例など、学社融合の原点は、異質な者同士の関わり合いというところにあろう。
④ 小平市立小平第六小学校(副校長 村松守夫)
コミュニティが育てる、子どもの夢が広がる学校をテーマに、「コミュニティが育てる 子どもの夢が広がる学校」を合言葉に、地域と一体となって活動しているコミュニティスクール(地域運営学校)、年間延べ、5000人以上のボランティアが授業などの支援に入っている様子を紹介。多くの大人に見守られ、多様な経験と活動を通して、たくましく成長する子どもたちについて発表した。平成9年に39億円をかけ新築した。平成14年に保護者や地域の意識改革のためボランティア養成講座を実施、現在81歳の方が9年間ほぼ毎日算数を教えに来ている。コーディネーターの必要性も感じ、コーディネーター養成講座も開講している。敷居が高いと言われがちな学校に来てもらいやすくなった。HPも活性化させ、学校広報も教職員1人ずつが少しずつ担当している。ボランティアの固定化を防ぐため、ボランティアを勧誘しやすい講座を開催している。ボランティアと担任との打ち合わせはなかなか出来ていないが、うまく関係性をつくれている。
【指導講評】…地域にあるものの良さを探して豊かな想像力で実施している、注目されている地域。ボランティアは強い味方にも、圧力団体にもなる。授業内ではサポートに、放課後こども教室では主体性を持って、という明確な区別を伝える必要がある。教員のやりたいことが出来る学校は素敵だ。
20日(日)9:00-10:30
パネルディスカッション
テーマ「住民主体の地域づくり・まちづくりを推進するための具体的方途について」
コーディネータ―:長畑 実(山口大学エクステンションセンター センター長)
登壇者:
松畑煕一(中国学園大学・中国短期大学学長 NPO法人 連塾理事長)
林 節司(やましろ商工会経営指導員 錦川観光協会事務局長)
豊重哲郎(鹿児島県鹿屋市串良町柳谷自治公民館館長)
福嶋美奈子(社会福祉法人平生町社会福祉協議会事務局長)
●①地球環境危機 ②人口の危機 ③財政の危機 ④教育の危機 がある中で、今後の自治体は、人口減に何も対処せずゴーストタウン化するか、持続可能な地域づくりに取り組むかしかない。(長畑)
●新しい地域を創生していくリーダーの養成、「岡山の松下村塾」を目指して、岡山市の京山の麓に「コミュニティ・プラザ連塾」を2005年に私財を投じて建設、開講した。支え合って生きることは人間の本質。1人が変われば世界が変わる。まずは自分か変わっていこう。行政に任せてしまうのではなく、一緒に地域創生に取り組むべき。自分の殻を破る努力をしよう。(松畑)
●過疎が止められないので、交流人口を増やそうとしている。節分草という薬草の発見をし、南限が変わるのではと話題になった。節分草と共生するまちづくりをすすめている。「言うたらやる、やらぬなら言うな」「代案なくして批判なし」をモットーにしている。何かしようとすると必ず批判があるが、前向きに考えている。節分草を見に来る人のマイカーでの訪れは避け、地元を通るJRを利用してもらい自生地までは必ず商店街を通ってもらい活性化につなげている。(林)
●柳谷(やねだん)では自主財源を持って地域の課題は自分たちで解決している。自治公民館をトップに6つの部門にわけ管理。休耕地にカライモを植えて資金を捻出している。集落のお金を集めるのは止め、集落に休んでいるものを活用する。行政なくして地域再生はない。行政はパートナーである。反目者をいかにその気にさせるか、忍耐の体力が必要である。(豊重)
★補助金に頼らぬ地域再生 やねだんの挑戦 (記事)>>
10:45-11:45
記念講演 「夢はかなう、きっとかなう」
北原 照久(株式会社トーイズ 代表取締役・横浜ブリキのおもちゃ博物館 館長)
小学校の成績は体育以外オール1、中学校は退学に、なかなかうまくいかないまま、高校で出会った先生の「やればできるじゃないか」の一言が人生の転機となった。高校卒業時には総代となった。日本で一番高い山は誰でも知っているが二番目は知られていない。小さくても一番になることにこだわりを。
ツキの10箇条(1)プラス発想をする。(2)勉強好き。(3)素直であること。(4)感動する。(5)感激する。(6)感謝する。(7)ツイている人と付き合う。(8)親孝行する。(9)人はほめる。(10)ツイていると思い込む
夢は1人では実現できない。夢を叶えるためには、自分の夢を楽しそうに語ること。今まで100人中99人は自分をほら吹きと言ったが、1人は信用して応援してくれた。つまり、1000人に話せば10人が応援してくれるということ。10代で、絶対に乗りたいと思った外国製の車を50歳で手に入れ、52歳の時には17歳からのあこがれの人だった加山雄三さんに会えた。何十年かかっても夢は叶う。
北原さんインタビュー記事>>
人づくり・地域づくり フォーラムin山口に参加しました。
生涯学習を視点としたシンポジウム、全国の実践事例、研究成果の発表
情報交換、交流が活発に行われました。
今回で6年目というこのフォーラムですが、雰囲気からすでに
意欲がみなぎっているのを感じました。

真っ赤なジャンバーを着たスタッフが駅から会場の至る所におられ、
また、参加者も多く会場から溢れて別室のテレビで中継を見る
という場面もありました。

次年度もこの時期に開催するそうです。
北海道から宮古島まで熱意ある参加者との出会いの場です。
来年は山口県に足を延ばされてはいかがでしょうか?
●趣 旨:
「住み良さ日本一」の実現のためには、人づくり・地域づくりが根幹であるという基本的考えのもとに、山口県から生涯学習を視点とした総合的交流フォーラムを発信し、全国の実践事例や研究成果の発表と情報の交流をとおし、新しい時代の人づくり・地域づくりのあり方を学ぶ。
●テーマ:
実践に学ぶ人づくり・地域づくり
【内容】
19日(土)10:20-12:00
ビッグ鼎談
テーマ「シニア世代の社会参加及び社会貢献活動を促進するための具体的方策」
コーディネータ―:三浦清一郎(生涯学習・社会システム研究者)
鼎談者:
小山忠弘(ふるさと再生塾 塾長)
水谷由美子(山口県立大学国際文化学部 教授)
興梠 寛(日本ボランティア学習協会 代表理事)
●地縁社会が無くなりつつある現代、それを認めるという状況で良いのか?地域活動に、この指とまれと呼びかけても、集まらなかったり関わりたくなかったりという人についてどうするのか、を中心に話し合われた。主にシニア世代の「他人とつながりたくない人」が存在することについて、「外を活発に出歩かなくても立派な社会活動が出来る。人と関わりたくない高齢者はそれまでの人生になにか原因となることがあったのでは(小山)」とし、「その人が持っている孤独や内側を見つめていく必要がある。ゆっくり時間をかけて時々一緒にお茶を飲んで、という中から見えるものがある(興梠)」とした。「小さくても良いので表現をし、評価してもらう場をコーディネーターが作ること(水谷)」など、外からの様々なアプローチの方法で高齢者に近づいていく話がされた。「高齢者は放っておけば老いは確実に迫る。日本は高齢者の医療と介護で確実に財政破たんする(三浦)」という厳しい展望で幕を下ろした。
13:00-16:45(6つの部会に分かれて実践事例発表)
学社融合/子育て支援/まちづくり/協働/健康・食育/シニア世代の社会参加
参加:「学者融合」部会 (指導助言者:清國祐二…香川大学生涯学習教育センター長)

発表者
① 京都市立新町小学校(校長 佐渡規雄・学校運営協議会会長 藤原信生)
学校運営協議会を核とした地域ぐるみの学校づくり~優しい子どもから、優しくてたくましい子どもの育成~をテーマに、「地域の子は地域で育てる」という京都の古きよき伝統のもと、学校が核となり家庭・地域が協働して児童を育てる「地域ぐるみの学校」「地域ぐるみの教育」の推進について発表があった。地域の潜在的な教育力、つまり地域の人の力を大いに活かし、一年の締めくくりには学校と地域が一体となり学校運営協議会主催の「ご苦労さん会」が開かれている。
【指導講評】…「優しい」「受容」に引っ張られがちな今、「強くたくましい優しさ」という意識が良い。体験学習は子どもだけでなく大人にも良い。自治組織のあるところには声をかけると地域の力が集まりやすい。
② 松山市久米公民館(館長 安永耕造・運営協議会委員長 仙波英徳)
夢見る力をつける地域の厚みづくりをテーマに公民館を中心として各種団体との連合組織である「久米地区学社連携協力推進協議会」を平成19年度に立ちあげ、各学校の安心安全活動などを支援し、逆に子ども達には地域行事へボランティアとして参加してもらうなど密接で良好な関係を築いている様子を発表した。荒れ果てたみかんの耕作放棄地に手を入れ、サツマイモ畑にしたり6年生の卒業制作ではにわ(現在500体)を設置したりしている。いつも利用者がマンネリ化するということがあったが、畑を作る際に土木関係の技術者など普段公民館に来ることのない人を入れるようにしている。学校との関わりは校長による。
【指導講評】…運営協議会がここまで機能しているのはなかなか例がない。地域の人との関係性が出来ている証拠。
③ 岩国市立装港小学校(校長 林勉道)
学校が元気!地域も元気!学校と地域が協働で子どもを育てる学校づくりをテーマに、学校支援地域本部事業や放課後子どもプラン推進事業を活用して、地域の人にボランティアとして「地域の宝」である子どもたちの教育に関わってもらい、学校と地域双方の教育力の向上、活性化を目指している
この事業を取り入れる前から人材バンクがあり、昨年度のボランティアには、のべ1549名が参加した。社員を学校の活動に送るこむことで、全体を見渡せるようになったと話す会社があり人間育成の場にもなっている。子どもたちからは「知っている大人が増えた」教職員から「教員だけではできない活動が出来、100%よかった」という声が挙がった。保護者にも地域の人のサポートを当たり前にしないよう地域の活動がよくわかるよう学校便りにのせている。
【指導講評】…仕事は代わりがいるが、ボランティアにはいない。ボランティアだからこそ責任があるということかもしれない。荒れた成人式に中学生を入れると落ち着いた例など、学社融合の原点は、異質な者同士の関わり合いというところにあろう。
④ 小平市立小平第六小学校(副校長 村松守夫)
コミュニティが育てる、子どもの夢が広がる学校をテーマに、「コミュニティが育てる 子どもの夢が広がる学校」を合言葉に、地域と一体となって活動しているコミュニティスクール(地域運営学校)、年間延べ、5000人以上のボランティアが授業などの支援に入っている様子を紹介。多くの大人に見守られ、多様な経験と活動を通して、たくましく成長する子どもたちについて発表した。平成9年に39億円をかけ新築した。平成14年に保護者や地域の意識改革のためボランティア養成講座を実施、現在81歳の方が9年間ほぼ毎日算数を教えに来ている。コーディネーターの必要性も感じ、コーディネーター養成講座も開講している。敷居が高いと言われがちな学校に来てもらいやすくなった。HPも活性化させ、学校広報も教職員1人ずつが少しずつ担当している。ボランティアの固定化を防ぐため、ボランティアを勧誘しやすい講座を開催している。ボランティアと担任との打ち合わせはなかなか出来ていないが、うまく関係性をつくれている。
【指導講評】…地域にあるものの良さを探して豊かな想像力で実施している、注目されている地域。ボランティアは強い味方にも、圧力団体にもなる。授業内ではサポートに、放課後こども教室では主体性を持って、という明確な区別を伝える必要がある。教員のやりたいことが出来る学校は素敵だ。
20日(日)9:00-10:30
パネルディスカッション
テーマ「住民主体の地域づくり・まちづくりを推進するための具体的方途について」
コーディネータ―:長畑 実(山口大学エクステンションセンター センター長)
登壇者:
松畑煕一(中国学園大学・中国短期大学学長 NPO法人 連塾理事長)
林 節司(やましろ商工会経営指導員 錦川観光協会事務局長)
豊重哲郎(鹿児島県鹿屋市串良町柳谷自治公民館館長)
福嶋美奈子(社会福祉法人平生町社会福祉協議会事務局長)
●①地球環境危機 ②人口の危機 ③財政の危機 ④教育の危機 がある中で、今後の自治体は、人口減に何も対処せずゴーストタウン化するか、持続可能な地域づくりに取り組むかしかない。(長畑)
●新しい地域を創生していくリーダーの養成、「岡山の松下村塾」を目指して、岡山市の京山の麓に「コミュニティ・プラザ連塾」を2005年に私財を投じて建設、開講した。支え合って生きることは人間の本質。1人が変われば世界が変わる。まずは自分か変わっていこう。行政に任せてしまうのではなく、一緒に地域創生に取り組むべき。自分の殻を破る努力をしよう。(松畑)
●過疎が止められないので、交流人口を増やそうとしている。節分草という薬草の発見をし、南限が変わるのではと話題になった。節分草と共生するまちづくりをすすめている。「言うたらやる、やらぬなら言うな」「代案なくして批判なし」をモットーにしている。何かしようとすると必ず批判があるが、前向きに考えている。節分草を見に来る人のマイカーでの訪れは避け、地元を通るJRを利用してもらい自生地までは必ず商店街を通ってもらい活性化につなげている。(林)
●柳谷(やねだん)では自主財源を持って地域の課題は自分たちで解決している。自治公民館をトップに6つの部門にわけ管理。休耕地にカライモを植えて資金を捻出している。集落のお金を集めるのは止め、集落に休んでいるものを活用する。行政なくして地域再生はない。行政はパートナーである。反目者をいかにその気にさせるか、忍耐の体力が必要である。(豊重)
★補助金に頼らぬ地域再生 やねだんの挑戦 (記事)>>
10:45-11:45
記念講演 「夢はかなう、きっとかなう」
北原 照久(株式会社トーイズ 代表取締役・横浜ブリキのおもちゃ博物館 館長)
小学校の成績は体育以外オール1、中学校は退学に、なかなかうまくいかないまま、高校で出会った先生の「やればできるじゃないか」の一言が人生の転機となった。高校卒業時には総代となった。日本で一番高い山は誰でも知っているが二番目は知られていない。小さくても一番になることにこだわりを。
ツキの10箇条(1)プラス発想をする。(2)勉強好き。(3)素直であること。(4)感動する。(5)感激する。(6)感謝する。(7)ツイている人と付き合う。(8)親孝行する。(9)人はほめる。(10)ツイていると思い込む
夢は1人では実現できない。夢を叶えるためには、自分の夢を楽しそうに語ること。今まで100人中99人は自分をほら吹きと言ったが、1人は信用して応援してくれた。つまり、1000人に話せば10人が応援してくれるということ。10代で、絶対に乗りたいと思った外国製の車を50歳で手に入れ、52歳の時には17歳からのあこがれの人だった加山雄三さんに会えた。何十年かかっても夢は叶う。
北原さんインタビュー記事>>
Posted by 学振 at 15:29│Comments(0)
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