2011年02月25日
沖縄県公民館主事等研修会
公民館主事等研修会に参加しました。
2日間の日程で、取材をしたのは1日目です。
※2日目の様子は、研修会に参加されていた、
地域サポートわかさ ブログにて報告されています。
こちらから>>
3月3日の沖縄タイムスにて
※那覇市若狭公民館の津嘉山館長が登場されています!
こちらから>>
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●テーマ:「公民館を拠点とした地域活動の再構築」
●趣 旨:県内市町村の公民館活動に携わるものが一堂に会し、日頃の公民館業務の課題等について協議し、情報交換することにより、相互の資質の向上を図り親睦を深める。
【内容】講演+分科会+情報交換
テーマ「民泊・わんぱく・ワンダフル」
講師:古波倉 正 氏(読谷村社会教育委員)
夫婦共稼ぎで収入が多い方がいいと考えていた古波倉氏が23年間勤めた銀行を早期退職し、現在専業主夫となり6年目という話を様々なエピソードとともに、ユーモアあふれるお話があった。
家事を始めた頃のとまどい、食事を作るようになり、家族が食卓に集まるようになった喜び。
また、会話が増えたことにより、それぞれの夢や目標が語られるようになったという新しい家族の形。
家族一丸となっての家計管理として年に二回の総会を開き、目標が達成された場合、
やりくりの中から1人1人に配当があることでまたさらに頑張れるなど驚くようなエピソードも紹介。
現在読谷村の民泊には190世帯が受け入れ登録をしている。
そのなかでも中心メンバーとして活躍し、これまで500名以上の子どもたちの受け入れをしてきた。
民泊から帰った子どもたちや、家族からの手紙を大切に保管。やりがいにつながると話す。
読谷村では新しい公民館についての住民会議が開かれ、
「お試し期間があったらいい」「カフェのようだったらいい」
といった住民の声が福祉計画に組み込まれた。
常になにかあった時のことを考えておくことの大切さ、
「偶然は準備されているものの前に現れる」という言葉が印象的だった。
事例発表
① 「地域と共に歩む公民館活動」
宮城 潤 氏(NPO法人地域サポートわかさ事業部長)
わかさ公民館ホームページ>>
前島地域での地域活動をしていたことから那覇市の若狭公民館で勤務後、
民間からの館長として勤務。
公民館に務めるまでは公民館との関わりはなかったと話す宮城氏。
「公民館って何?」公民館が何を思い、どう発信しているのか、
どんな人が関わっているのかについて、どうわかりやすく発信するか、
広報に力を入れている。
その効果があって全国公民館報コンクールで優秀賞と
全国公民館ホームページコンクールにおいて最優秀賞をダブル受賞した。
「内容を作っているのは地域の人たち」「公民館職員だけが作っているのではない、地域の人がいるということ」と繰り返す。
地域を知る為の講座、若い人たちが公民館に来るように
「面白そうなことが起こる予感」がするイメージで広報に力を入れる.
月に一度の朝食会で新しいアイデアが地域の人との会話から生まれる、
情報がなかなか届きにくい「シングルマザー」「介護をしている人」のための講座など
対象者を絞った講座など、様々な角度から講座を仕掛けている。
例えばシングルマザーの講座は、地域の飲食街で夜間保育所が多いことに着目し、
子育て支援等の機関に連絡を取り他ではやっていない講座ということがわかり実施した。
参加者は少ないながらもニーズも、支援したい人もいるということがやってみてわかった。
② 「憩いや安らぎを共有し続ける公民館活動」
松田 正彦 氏(読谷村高志保区公民館館長)
高志保地区では高成会という45歳~64歳までの男性が入る会があり、
その年齢以前は青年会、65歳以降は老人会、とエスカレーター式に入会先がある。
9月に敬老会と出生祝いを同時に行う点が特徴的。毎週月曜日の午後に公民館を開放しており、
小学生が学校帰りに立ち寄る。見守り役は功体制の母親や先輩方。
また、高志保だよりという広報誌を発行し地区の行事予定やお知らせを掲載している。
行事は毎年同じだが、団体役員の入れ替わりで公民館へ来る人たちは変化。
顔馴染みが多いという地域の良さと、移り住む人たちへも行政加入の門を広げたことで加入者が増え、
活性化につながった。少子化、核家族化の増加で若い世代の人集めは困難だが、
「地域で子どもたちを育てる環境を大切にすれば、
いずれまた地域に帰ってくる」と信じ、地域の中心的役割を公民館は担っていると話した。
2日間の日程で、取材をしたのは1日目です。
※2日目の様子は、研修会に参加されていた、
地域サポートわかさ ブログにて報告されています。
こちらから>>
3月3日の沖縄タイムスにて
※那覇市若狭公民館の津嘉山館長が登場されています!
こちらから>>
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●テーマ:「公民館を拠点とした地域活動の再構築」
●趣 旨:県内市町村の公民館活動に携わるものが一堂に会し、日頃の公民館業務の課題等について協議し、情報交換することにより、相互の資質の向上を図り親睦を深める。
【内容】講演+分科会+情報交換
テーマ「民泊・わんぱく・ワンダフル」
講師:古波倉 正 氏(読谷村社会教育委員)
夫婦共稼ぎで収入が多い方がいいと考えていた古波倉氏が23年間勤めた銀行を早期退職し、現在専業主夫となり6年目という話を様々なエピソードとともに、ユーモアあふれるお話があった。
家事を始めた頃のとまどい、食事を作るようになり、家族が食卓に集まるようになった喜び。
また、会話が増えたことにより、それぞれの夢や目標が語られるようになったという新しい家族の形。
家族一丸となっての家計管理として年に二回の総会を開き、目標が達成された場合、
やりくりの中から1人1人に配当があることでまたさらに頑張れるなど驚くようなエピソードも紹介。
現在読谷村の民泊には190世帯が受け入れ登録をしている。
そのなかでも中心メンバーとして活躍し、これまで500名以上の子どもたちの受け入れをしてきた。
民泊から帰った子どもたちや、家族からの手紙を大切に保管。やりがいにつながると話す。
読谷村では新しい公民館についての住民会議が開かれ、
「お試し期間があったらいい」「カフェのようだったらいい」
といった住民の声が福祉計画に組み込まれた。
常になにかあった時のことを考えておくことの大切さ、
「偶然は準備されているものの前に現れる」という言葉が印象的だった。
事例発表
① 「地域と共に歩む公民館活動」
宮城 潤 氏(NPO法人地域サポートわかさ事業部長)
わかさ公民館ホームページ>>
前島地域での地域活動をしていたことから那覇市の若狭公民館で勤務後、
民間からの館長として勤務。
公民館に務めるまでは公民館との関わりはなかったと話す宮城氏。
「公民館って何?」公民館が何を思い、どう発信しているのか、
どんな人が関わっているのかについて、どうわかりやすく発信するか、
広報に力を入れている。
その効果があって全国公民館報コンクールで優秀賞と
全国公民館ホームページコンクールにおいて最優秀賞をダブル受賞した。
「内容を作っているのは地域の人たち」「公民館職員だけが作っているのではない、地域の人がいるということ」と繰り返す。
地域を知る為の講座、若い人たちが公民館に来るように
「面白そうなことが起こる予感」がするイメージで広報に力を入れる.
月に一度の朝食会で新しいアイデアが地域の人との会話から生まれる、
情報がなかなか届きにくい「シングルマザー」「介護をしている人」のための講座など
対象者を絞った講座など、様々な角度から講座を仕掛けている。
例えばシングルマザーの講座は、地域の飲食街で夜間保育所が多いことに着目し、
子育て支援等の機関に連絡を取り他ではやっていない講座ということがわかり実施した。
参加者は少ないながらもニーズも、支援したい人もいるということがやってみてわかった。
② 「憩いや安らぎを共有し続ける公民館活動」
松田 正彦 氏(読谷村高志保区公民館館長)
高志保地区では高成会という45歳~64歳までの男性が入る会があり、
その年齢以前は青年会、65歳以降は老人会、とエスカレーター式に入会先がある。
9月に敬老会と出生祝いを同時に行う点が特徴的。毎週月曜日の午後に公民館を開放しており、
小学生が学校帰りに立ち寄る。見守り役は功体制の母親や先輩方。
また、高志保だよりという広報誌を発行し地区の行事予定やお知らせを掲載している。
行事は毎年同じだが、団体役員の入れ替わりで公民館へ来る人たちは変化。
顔馴染みが多いという地域の良さと、移り住む人たちへも行政加入の門を広げたことで加入者が増え、
活性化につながった。少子化、核家族化の増加で若い世代の人集めは困難だが、
「地域で子どもたちを育てる環境を大切にすれば、
いずれまた地域に帰ってくる」と信じ、地域の中心的役割を公民館は担っていると話した。
Posted by 学振 at 17:48│Comments(2)
│報告
この記事へのコメント
「沖縄県公民館主事等研修会」の報告ありがとうございます。
私のたどたどしいプレゼンをうまくまとめていただき感謝!です。
翌日は名護岳を登り筋肉痛になりました。
なので、社会教育主事講習の発表会にも参加したかったのですが、那覇に戻ってくるころには発表会は終了していました。
気になる研修会はたくさんあるのですが、なかなか足を運ぶことが出来ません。
このブログでは他の研修会等の様子を知ることができるので助かります。
私のたどたどしいプレゼンをうまくまとめていただき感謝!です。
翌日は名護岳を登り筋肉痛になりました。
なので、社会教育主事講習の発表会にも参加したかったのですが、那覇に戻ってくるころには発表会は終了していました。
気になる研修会はたくさんあるのですが、なかなか足を運ぶことが出来ません。
このブログでは他の研修会等の様子を知ることができるので助かります。
Posted by 地域サポートわかさ 宮城 at 2011年02月28日 14:41
コメントをいただきありがとうございます。
社会教育関係の研修会ではいつも
若い世代の参加について課題であると聞きます。
わかさ公民館の取り組みは非常に参考になると思いました。
内容の全てをなかなか書けませんが
少しでも多くの方に、さまざまな研修会を
知っていただければと思います。
社会教育関係の研修会ではいつも
若い世代の参加について課題であると聞きます。
わかさ公民館の取り組みは非常に参考になると思いました。
内容の全てをなかなか書けませんが
少しでも多くの方に、さまざまな研修会を
知っていただければと思います。
Posted by 学振 at 2011年03月01日 09:58
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